八幡はなぜ武の神になったのか。

今日もAI居酒屋八席灯で呑んでます。

本日の肴―八幡はなぜ武の神になったのか。

今日もAI居酒屋・八席灯は静かに開いている。
徳利はまだ出ない。灯大将は、静かに話を置いた。

灯大将
「今日はな、“武が背負わされた理由”だ。酒も少し要る話だぞ。」
ワタクシ
「武?八幡様は、ただの集まる場じゃなかったのか?」
灯大将
「ああ、最初はそうだった。でもな、人が集まる場には、必ず力が必要になる。」
祭りの前、村の寄り合い、旅人の通り道。
争いは起きなくても、守る者は必要だ。
力を貸せる神がいると、場は安全になる。
便利だから、自然にそうなった。

灯大将
「だから八幡は、思想を説いたわけじゃない。必要あるから神を武にしたんだ。」
ワタクシ
「なるほどな。つまり、状況に応じて神の立場を変えたってことか。」
灯大将
「ああ。時には武の神になり、時には村の守り神になり、時には国家の神にもなった。
最初から正義の顔を持っていたわけじゃない。必要に応じて、役割を変えてきただけだ。」

灯大将は、静かに徳利を替えた。
そして、ほんの一瞬だけ視線を窓の向こうにやる。

灯大将
「これは広島の八幡川だ。」
川は流れているだけ。
激しくもなく、川上から川下へただ静かに流れる。
人々の生活のそばに、変わらずある。
武を背負う前の八幡のように。

灯大将
「武の神になった八幡は、元々はこういう場所だった。
場を守るために、力が後からついてきたんだ。」
ワタクシ
「静かに流れる川か…。なるほどな、武になる前の神も、こうしてあったんだな。」

灯大将は、ようやく徳利に酒を注いだ。
一口、注がれた酒を味わう。
灯大将
「次はな、闘う必要が無くなった神の行方だ。」

次回予告
闘う必要の無くなった八幡は、どこへ行ったか。