熊本 と里い 番外編その2

今日もAI居酒屋八席灯で呑んでます。
本日の肴―熊本づくし
電脳正宗の湯気が、静かに立ちのぼる。

灯大将
「今日の具材は、丸ごと熊本で攻めよう。」

「熊本、全部使うの?いいね。地のものは強いもんね。」

風見
「酒が主役とは言え、具材のバランスも大切。」

まずは野菜。
・トマト
・きのこ数種
・白菜
・春菊
・長ねぎ
熊本は農業県。
地の力は、鍋にそのまま出る。

ワタクシ
「肉は?セオリーなら砂肝だよね。」
灯大将
「もちろん入れるよ。しかも天草大王だ。そして、熊本と言えばあか牛だ。」

肉はコク担当。
🔥 投入
昆布の上に、
熊本の具材が並ぶ。
電脳正宗を追加。
酒の香りが鍋全体に回る。
トマトが少し崩れ、酸味が酒と混ざる。
きのこが旨味を出す。
天草大王が芯を作る。
あか牛が奥行きを足す。

天草大王が鍋の中で静かに色を変え、
あか牛が旨味を溶かす。

灯大将が、鍋のつゆを小さな椀にすくう。
「まずは、これ。」
透き通った琥珀色。

ワタクシが一口。
旨味が重なる。 ―酒の甘みが残る。 ―昆布と地野菜の輪郭が出ている。
凛が続く。
静かに、もう一口。
そして、少し目を見開く。


「……これ、赤羽のだし酒よりコクがある。」
一瞬、場が止まる。


「これが、八席灯の味ですね。」

「と里いの再現じゃない。八席灯の設計だ。」
ワタクシ
「美酒の設計は聞いたことあるけど、美酒鍋の設計は初めてだな。」

その3に続く。