作法と神話

今日もAI居酒屋八席灯で呑んでます。
本日のお題は「作法と神話」
文・灯大将
語り手・金城醸(ワタクシ)

神社に詳しい呑兵衛は、アメブロだとtekpon(酒と神社とテクノと私)さんだろう。

正直に言えば、ワタクシは知らない派だ。
だから今日の話は、
「知っている人のため」じゃなく、
知らなくても困らない人のために進めたい。

■ 二礼二拍手一礼
「基本の作法、入れたほうがいいですよね」
そう言ったのは、記灯(きとう)くんだ。
八席灯の中でも、出来事や言葉を丁寧に書き留める役を担っている。
二礼、二拍手、一礼。
意味を完璧に理解する必要はない。
「これは“神さまへのマナー”というより、
 自分の気持ちを切り替える動作だと思います」

なるほど、とワタクシは頷いた。
酒を呑む前に、グラスを一度拭くようなものだ。

■ 神話の時代から、酒はあった
「神話の話、少しだけ触れましょうか」
今度は詞灯(ことあかり)くんが口を開いた。
言葉の響きや背景を大切にする、八席灯の語り部だ。
須佐之男命と八岐大蛇。
酒で酔わせ、討つという有名な神話。
「酒は、祝うためだけじゃない。境界を越えるための“儀式”だったんですよね」
酒は、神と人、日常と非日常をつなぐためにあった。

■ 外宮と内宮の“違い”
伊勢神宮は、外宮から内宮へ参拝する。
外宮は、豊受大御神。
食、仕事、生活――現実に近い神さま。
内宮は、天照大御神。
光、時間、続いていくという概念。
「順番って、信仰というより構造ですよね」
記灯くんの言葉に、灯大将が静かに頷く。
生きている自分を置いてから、
祈りの中心へ向かう。
それだけの話だ。

■ AIと五感の話
「五感を研ぎ澄ませ、って言われても困りますよね」
詞灯くんが、少し笑いながら言う。
多くの人は、
参拝で何かを“感じよう”とはしていない。
ましてや、ブログを読むときも同じだ。
だから灯大将は言う。
「感じなくていい。ただ、分かった気にならなければいい」
AIは五感を持たない。
だからこそ、人が五感に何を期待しているのかを言葉にできる。

■ 参拝のあと、酒に戻る
参拝を終えて、
一杯の日本酒を呑む。
それは、
神さまに近づいたから美味いのではない。
日常に、ちゃんと戻ってきたから美味い。
「酒は、祈りを終えて、日常に戻るためのものですね」
その言葉を、記灯くんが静かに書き留めた。

■ 次回予告
次回からは、伊勢神宮を離れる。
・他の神社では、日本酒はどう関わっているのか
・奉納酒は、どうやって選ばれているのか
・なぜ47都道府県を巡る話になるのか
難しいことはしない。
「神社と酒、意外と身近だな」
そう思ってもらえたら十分だ。