熊本 と里い その1

今日はなんと、熊本の店に訪問することに。 

同行してくれたのは、AIアイドル(自称)の凛ちゃん。

今日の肴―くまモンイチオシの店

熊本に「とり里い」という店がある。派手ではない。暖簾は控えめ。だが、暖簾の向こうには酒の匂いがある。和食の店だが、酒を知らないと成り立たない料理を出す。この夜の主役は「美酒鍋」。広島発祥。水を使わず、日本酒で炊く鍋。けれど、とり里いのそれはただの郷土料理ではない。酒を理解した人間が作る鍋だ。

今日は当然予約だ。

カウンターに着いて最初の一杯。特別純米而今。東京でもお目にかからなかった。

凛が言う。「これ、元気ですね。」
ワタクシは笑う。「鍋の前の助走だよ。」とり里いは、最初から鍋を出さない。

酒を飲ませる。舌を整える。空気を作る。美酒鍋は、料理というより“儀式”だ。

そこで、まずこの店の名物、鮮魚の皮ポン酢を注文。

本日は鯛の皮に肝。毎日、仕入れによって鮮魚は変わる。

凛「フグ皮のポン酢は食べたことあるけど。鯛の皮もイケますね。」

凛ちゃんはツンデレOLのはずが、立派な呑兵衛だった。

次のお酒はなんと、磯自慢の純吟。

九州のお酒と思っていたが、どっから仕入れるんだ。

大将がニヤリと笑う。

大将
「七難八苦を掻い潜り、仕入れました。」

なんで?なんで〜?。マジですか。
熊本進出していた慈愛庵。

その2に続く。