酒粕レシピ第3弾 <酒粕味噌>の作り方

お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。
日本酒を愛し、日本酒に愛された女、空前絶後の女将ことhisa です。
すっかり寒くなり、熱燗の美味しい季節になりましたね。
私は仕事が年末進行真っただ中で仕事中に内職(これのこと)するヒマもなく、
毎日吞まずにはやってられません!
さて、こっそり内職しているので(結局やってる)手短にいきますね。
そう、忙しくて忙しくて酒のアテをつくる余裕がない時にも、
あっという間に出来上がる酒粕レシピを手短にご紹介します!
その名も「酒粕味噌」
ただ混ぜるだけ!ほんとに混ぜるだけ!吞みながらでも作れる!
酒粕と味噌を混ぜるだけですよ。こんなの料理じゃないですよ。作ってないのと一緒ですよ。
でも美味しいのです!

【材料】
酒粕(結城酒造 神田KURARA さんより分けていただきました) 味噌(ちくま味噌
【作り方】
酒粕と味噌を同量ずつボウルなどに入れて、まぜまぜしてください。
酒粕と味噌の色が同化するくらいに混ざれば出来上がり。

【ポイント】
硬くて混ぜにくい時は、みりんか水をちょっとだけ足してください。(もちろん酒でもOK です)
味噌の味をダイレクトに味わうので、味噌は美味しいやつを使ってください。
麹や大豆の粒が残っているようなものがお勧めです。
だし入りや添加物などが入っていないものにしてください。
お好みで七味唐辛子や柚子皮なんかをちょいと乗っけてもオツですね。
この「酒粕味噌」は他にもいろいろ用途があるので、大目に作っておくと便利ですよ。
今回は100g ずつ使用したので、200gの酒粕味噌が出来ました。
酒粕味噌を使ったレシピはまた後日。

そして、今回私が使った味噌はこちら。
創業1688 年ちくま味噌のつぶ糀味噌。
ちくま味噌は深川、永代橋の袂にあり、赤穂浪士に甘酒をふるまったという言い伝えもある歴史ある味噌屋さんです。
酒粕は江戸時代には「手握(てにぎ)り酒」「酒骨(さかぼね)」など趣のある名で呼ばれたそうで、
当時の深川の吞んべえたちも、もしかしたらこの「酒粕味噌」をアテに吞んでたかもしれませんね。
「よっ熊さん、なに食ってんだい?」
「おっ八つぁん。酒粕味噌ってんだよ、うめえんだこれが。酒がすすんでしようがねえや」
「お客さん、そりゃね下総国結城の酒の酒粕と、深川のちくま味噌使ってるからさ、うまいに決まってるわな」
・・・そんなことに思いを馳せながら今日も一献。